どのような注意事項がありますか?
消費者金融などで契約する際には、次のような点に注意が必要です。
■電話やFAXによる借入れは手軽ですし簡単ですが、その反面、違法な金融業者の可能性があります。
特に、遠隔地からの電話やダイレクトメールによる融資の誘いには、十分な注意が必要です。
■借入れの前に、利息計算、返済方法、返済期間、手数料、遅延損害金などを問い合わせ、具体的にきちんと説明できない業者からは借りないようにします。
■トラブルになった時の証拠となりますので、借入れの際には必ず契約書を受け取り保管するようにします。なお、契約書を渡さない業者からは借りないようにしましょう。
■契約書に署名・捺印する前に、金利などの契約内容をよく読み、不明な点がある場合にはしっかりと説明を求め、納得できない場合やおかしいと感じた時には、はっきり断る勇気が必要です。
■利息制限法違反ではないか、あるいは、出資法違反の高金利でないかを確認します。
ちなみに、出資法に定められている上限金利を超える貸付けは、出資法違反となり罰則の対象となります。
また、改正貸金業法の施行後は、みなし弁済規定は廃止になり、利息制限法を超える金利の部分については無効となります。
■住所や電話番号、銀行の口座番号などの個人情報については、簡単に教えないように注意してください。
というのは、たとえ融資を断ったとしても法外な手数料を取り立てられたり、銀行口座に勝手にお金を振り込まれ、違法な高金利の利息を請求されるなどの被害があるからです。 |