借金を返済できない借主（債務者）の中には、貸主（債権者）から違法で強引な取立てを受けたとしても、約束を守れない自分が悪いのだと我慢している人もいるようです。

しかしながら、このような違法な取立てをしている貸金業者の多くは、おそらく違法な高利で貸し付けもしていると思われますので、勇気をもって不要な返済は断るようにしてください。

こうした違法な取立てにあったら、警察や弁護士などの専門家に積極的に相談するべきです。

合法金利で引き直しをすれば、必ず返済額は減りますし、年109.5％を超える利息契約であれば、利息の支払義務もなくなるからです。

ちなみに、業者の違法性が高ければ、元本の返済まで不要とされるケースもあります。

また、深夜や早朝に押しかけたり、大声で返済を要求したり、職場や取引先など自宅以外の場所にまで押しかけるような違法な取立てまで我慢する必要はありません。

たとえ債権者であっても、債務者の平穏な暮らしを乱すような強引な取立ては許されていないからです。

違法な取立てを受けた被害者（借主）は、貸主や取立屋を刑事告訴することができます。