商工ローンというのは、中小規模事業者、自営業者を対象にしたもので、事業者向け貸金業者による、不動産などの物的担保を取らずに小口・短期で融資する商品のことです。

商工ローンの保証については、無保証の場合もありますが、多くは保証人を付けることによってリスク回避を図っています。

商工ローンの融資方法には、証書貸付と手形貸付があります。

1999年に保証人に対する契約内容説明不足や取立行為などが問題となったことから、貸金業規制法と出資法の改正が行われています。

ちなみに、イメージの低下から、「ビジネスローン」「スモールビジネスローン」などの商品名に変更している貸金業者が多いです。

証書貸付というのは、融資に際して、借用証書（金銭消費貸借契約書）を徴求する貸付方法のことです。

この証書貸付は、法律的には手形貸付と同様の金銭消費貸借です。

証書貸付は、次のような一般に長期資金を供給する場合に用いられます。

■抵当権設定契約証書の作成を要する不動産担保貸付
■手形の徴求が困難な地方公共団体に対する貸付
■住宅ローン...など

証書貸付の利息は、3〜6か月ごとに定められた期日到来ごとに受け入れるのが一般的です。