借用書の訂正はどうしたらよいのですか?
借用書の訂正の仕方については、次のような丁寧な方法と簡便な方法があります。
■丁寧な方法
横書きの場合、2本線で抹消し、その上に訂正する文言を書きます。そして、欄外に例えば「6字抹消、5字挿入」と書いて、その下に双方の印鑑を押します。
内容証明郵便の場合には、この訂正方法によります。
■簡便な方法
横書きの場合、2本線で抹消し、その上に訂正する文言を書きます。そして、抹消した箇所に双方の印鑑を押します。このとき「○○字抹消、○○字挿入」ということは書きません。
上記の2つの方法には、どちらが正しいということはありません。
重要なのは、偽造したものではなく、双方合意の上で訂正したものであることを書面の上に明確にしておくことだからです。
よって、あまり重要でない内容を訂正する場合には、2本線で抹消し、そこに印鑑を押すという簡便な方法でも十分です。
金額の訂正をする場合は?
しかしながら、金額を訂正するような場合には、簡便な方法での訂正は避けたほうが無難です。
こういった重要な箇所の場合には、そもそも訂正すること自体が問題ですから、できれば訂正するのではなく、契約書を作成し直したほうがよいです。 |