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連帯債務と連帯保証

連帯債務とは?

連帯債務というのは、貸主とそれぞれの借主との間に独立した金銭消費貸借契約があり、これが結合したものといえます。

なので、連帯債務者というのは、それぞれが対等な関係といえます。

連帯保証とは?

連帯保証債務というのは、債務者の債務を保証するわけですから、債務者と保証人との間には主従の関係があります。

連帯債務と連帯保証の違いは?

連帯債務と連帯保証の違いは、連帯債務の場合には、債務者の1人について契約が無効・取消しとなった場合でも、他の債務者には影響しないのに対して、連帯保証債務の場合には、債務者に生じた事由は、すべて保証人に効力が生じます※。

しかしながら、連帯債務にも保証人的な役割がありますので、そういう点に着眼すると、連帯債務も連帯保証も実際上の違いはあまりないのかもしれません。

※ただし、破産、民事再生などにおいては例外があります。

金融機関はどちらが多いですか?

連帯債務も連帯保証も、保証人的な役割があるという意味では同じなのですが、金融機関では、連帯保証貸付けにすることが多いようです。

これは、次のように手続きの煩雑さが理由のようです。

連帯保証の場合
債権譲渡したり、契約条件を緩和するような場合に、連帯保証であれば、債務者に対してのみ手続きを行えば連帯保証人にもその効力が及びますので、手続きが簡単です。

連帯債務の場合
連帯債務の場合は、それぞれが独立して金銭消費貸借契約があるという性質から、連帯債務者全員とその手続きを行わなければならないので煩雑です。


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