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資金使途の変更

資金使途を書く理由は?

金融機関から借入をするときは、必ず資金使途を書かせられます。

例えば、個人の借り入れであれば、リフォーム資金とか、教育資金などが、事業者であれば、短期運転資金とか、機械購入資金などが多いかと思われます。

このように資金使途を書くのは、次のような理由によります。

貸付金の回収の成否に影響するから
融資した資金がどのように使われるかということが、貸付金の回収の成否に影響を与えるからです。

例えば、機械購入資金とすると、機械購入により生産能力が高まり、収益が上がることによって資金回収は可能だろうと予測して融資するということです。

貸付金の好ましくない使い方を防止するため
貸付金を好ましくない資金に使うことを防ぐために、資金使途を書かせるのです。

例えば、資金使途をギャンブルと書いた場合には、まず金融機関は融資をしないでしょう。

貸主の責任回避のため
貸主の責任を回避するために、資金使途を書かせます。

これは、社会的に問題のある融資を断り、金融機関としての責任を回避するためです。

資金を別の目的に使ってしまった場合は?

金銭消費貸借契約書には、「資金使途を偽った場合には期限の利益を喪失させ、一括で返済する」という条項が入っている場合があります。

このような条項が入っている場合に、資金使途を偽ったことが分かったときには、一括返済を求められる可能性もありますので注意が必要です。


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