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個人間の借金の過払いについて

どのようになりますか?

一般に知人や友人の間でのお金の貸し借りは、かなり大雑把になりがちなので、個人間の借金の場合には、悪意がなくても過払いが生じることがあります。

例えば、借金を分割払いにする場合には、月々の支払いにより元本は減少していくにもかかわらず、減少分を無視して、貸付金の総額に返済までの期間をかけることもあります。

こうした算定方式をアドオン方式と呼びますが、本来の利息額より大幅に利息額が増加します。

アドオン方式とは具体的には?

例えば、100万円を29.2%の年利で、元本のうち10万円とその月の利息を毎月末日に返済する分割払いにして借りた場合を考えます。

この場合、本来の計算方法によって計算しますと、元金の完済までには10か月かかります。また、この場合の利息の総額は13万3,120円になります。

一方、アドオン方式ですと、100万円を元金10万円ずつと利息分を毎月末日に支払う契約なら、まず元金の返済が終わるまでの10か月分の利息を計算します。

⇒ 100万円×29.2%÷365日×304=24万3,200円

そして、元金に上記の金額を加えた額を10回に分割して支払わせるのです。

以上のように、利息の総額は、2倍弱にまで増えてしまいます。


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